So-net無料ブログ作成

ソリアコの正体2 [CHIYAMA]

このソリアコもそうなのですが、切り口だけではボディー材が良く分らないのです。

厚めの合板を数枚重ねているように見えます。

でも、ピックアップのザクリ面から見るとうっすらと積層の痕らしきものが・・・
Dscn0177.jpg
この問題はのちほど検討します。


さあ、お次はお待ちかねの天板剥ぎです。
Dscn0178.jpg
まさにフラットトップのボディーに天板を貼った構造です。つうか大方の予想通りだ!!

ボディーの本体はこんな感じです。
Dscn0180.jpg
ここで意外だったのは、工作精度が思いのほか高いこと。NCルーターが普及してからの製品でしょうか?あるいは大手工場のOEM供給だったのでしょうか?

問題のボディー材はというと・・・新たらしい切断面を出して軽く濡らしてみました。
Dscn0182.jpg
おーっつ、完全無欠のベニヤ板だ!

結局、よく言われているように、昔の国産安レスポールはベニヤ板でできたトップに空間のあるギターでした!

現在、このソリアコ工法が廃れたのはやはり人件費ではないでしょうか?この工法で原料費を浮かすより、安い材でソリッドにしたほうが、簡単にギターが作れますから。

これに似た?ソリアコ構造を最近ではなんと本家ギブソンまで導入していることをみても、利点は多いと思います。別にバカにするようなものではないと思いますよ。

で、観察の終わったCHIYAMAのレスポールは市の指定に従い焼却処分。この世から消滅します。
Dscn0185.jpg

合掌
nice!(5)  コメント(0) 

ソリアコの正体1 [CHIYAMA]

前にCHIYAMAっていう訳のわからないブランドの国産レスポールを復元しました。

一応、弾けるような状態でしたが、オリジナルではないので資料的な価値も無いし・・・

いっそのこと日本で独自の発展を遂げたソリアコ・レスポールの研究材料にでもしましょうか?

ソリアコをよくバカにする人たちがいますが、構造をちゃんと知っている人はあまりいないと思います。かく言う私も良く分りません。ならば調べてみようというわけです。

生け贄はこいつですよ。
Dscn0162.jpg

もうここではお馴染みの・・・・
Dscn0164.jpg

カットボディーです!
Dscn0165.jpg
普通のノコで手切りしました。

はいっ!切り口です。
DSCN0168.JPG
この絵はなかなかお目にかかれないのでは(笑)。

断面のアップを見ていきましょう。

ネックポケット。
Dscn0169.jpg

フロントピックアップのキャビティ。
Dscn0170.jpg

ピックアップの間。
Dscn0171.jpg
家にあるトムソンのソリアコレスポールにはこの仕切りがありません。いわゆる弁当箱構造です。

リアピックアップのキャビティ。
Dscn0172.jpg

伝達系支持のブロック。
Dscn0173.jpg
ここだけハードウッドかマホガニーが使われています。あとの木部はオールベニヤ!

ボディエンドからテール。
Dscn0174.jpg

ボディー構造は天板に4ミリくらいのベニヤ(トップは貼りシカモア?)。本体が両表面に2ミリくらいのシナベニアを貼ったサンドウィッチ状のラワン板みたいだけど。とにかく軽いです。

このボディー材、今の切り口からだと1センチ厚くらいのラワン材を3層くらい貼ったようにも見えますが・・・・・

明日に続く。
nice!(3)  コメント(0) 

やっぱり・・・だな [CHIYAMA]

チヤマのレスポールですが、ノブが無かったんでいろいろ探してみたんだけど。

当時の国産レスポールはソンブレロノブっていうんでしょうか?

大抵はこういうやつが付いていたと思うんです。
Image1.jpg
しかし、ジャンクパーツではなかなかなくて・・・

もちろん新品でも買えるのですが、ノブ1個でこのギターの本体より高くなってしまうので(笑)

仕方なく、手持ちのハットノブを付けてみました。
Dscn9506.jpg
どうもイメージと違います。

結局、使い古したアンバーで妥協しました。
Dscn9533.jpg

で、このギターは一応完成ということで、再度振動系の調整を行いました。
Dscn9531.jpg
このチューンOマチックタイプのブリッジって、サドル調整ネジの向きって決まっているのでしょうか?ネジの頭がピックアップ側にあったほうが絶対にいいですよね?このブリッジの場合、サドルに溝切がされているので必然的にテールピース側になっていますが、サドルを全部入れ替えれば逆にできます(面倒なのでやりません)。

ところで、このブログで何度も言っていますが、長年放置されたギターは弦を張ってもすぐには安定しません。チューニングだけでなく、鳴りそのものも、です。

このギターもひどく音が狂いました。これは普通3日くらいで落ち着くのですが、こいつは1週間たってもダメでしたね。ペグなどのパーツはそれなりなのでもっと根源的な問題があるようです。

そもそもフレット音痴です。それから、ネックかネックジョイント部分の剛性が足りません。そのためなんとなくふにゃふにゃした感じがします。結果、一曲持つかなあ?といった常に不安の残る状態で演奏しなければなりません。

でも、この感じが当時の国産ギターらしいところでもあります。
Dscn9534.jpg
とても本番で使えるギターではありませんね(笑)ジャパンビンテージ=良いギターではありませんので皆さん中古楽器業者に踊らされないようにご注意願います(笑)


オヤジは来週からまた海外出張です。ギターネタはしばらくお休みします。





nice!(6)  コメント(0) 

総合評価は65点くらいかなあ。 [CHIYAMA]

オヤジとしては異例の速さでチヤマのレスポールが組みあがりました。
Dscn9498.jpg
まだ、完成というわけじゃないけど、一応音が出る状態にはなりました。

ぐるっとお見せしましょうね。珍品中の珍品CHIYAMAのレスポールですから。
Dscn9487.jpg
Dscn9488.jpg
Dscn9486.jpg
ちょうど在庫があったので、豪華なオールゴールド仕様です。表向きは・・・

でも裏側はというと、
Dscn9489.jpg
Dscn9493.jpg
ゴールドのネックプレートはさすがにないのでオリジナルのまま。カバー類も欠品です。

ピックアップは入門用中華ギターから外したもので、特に癖のない無難なハムバッカーです。この手のギターに高性能ピックアップを載せてもがっかりするだけです。このくらいがちょうどいいんです。
Dscn9495.jpg
パーツ類のセッティングはうまくいっていると思います。欠品のコントロールノブは当時ものを探しています。

配線は・・・ごちゃごちゃです(汗)
Dscn9490.jpg
もっとすっきりやりたいんですけどねえ。

この角の丸いバックが妙に身体に馴染むんです。
Dscn9491.jpg
軽いクリーンな音と相まってレスポールを弾いている感覚はまったくありません。

音のほうは、ベニヤボディ特有の安っぽいあれです。

実戦で使うようなギターではありませんが、確かに個性的ではあります。

結論として、ぎりぎり合格かな?

PS. この抜け殻、実はワンコインでした(笑)


nice!(3)  コメント(0) 

これ悪くないよ! [CHIYAMA]

今日は抜け殻レスポールに弦を張るわけですが、国産の古いギターはパーツ類が独自規格だったりするので、すんなり事は進まないのが普通です。

このチヤマはどうでしょうか?

アンカー類はそのまま残っているので、まずこれらが使えるか調べてみましょう。
Dscn9458.jpg

テイルストップバーはギブソン規格がポン付けできました!
Dscn9460.jpg

ブリッジはというと・・・ギブソン標準規格はだめでした。現状ではスタッド間隔が少し広いようです。
Dscn9462.jpg
うちにはギブソン規格のものしかないので、アンカーを打ち直す必要がありますね。

とりあえず片方にボルトを噛ませてパーツの位置決めを行います。
Dscn9464.jpg

左のスタッドを基準にするとやはり弦は左に寄り過ぎです。
Dscn9467.jpg

次にブリッジの向きをひっくり返して、右のスタッドを基準にしてみますと、
Dscn9469.jpg
こちらだと大体いい感じで弦がネックに乗ります。つまり、左のアンカーを少し右に寄せればいいということになります。

で、画像がない(真剣にやった?)ですが、アンカー&スタッドはすべてゴールドに交換、その際、ブリッジのアンカーの移動も済ませてあります。
Dscn9475.jpg
既存のアンカーの径は11ミリで、新しいほうは12ミリだったのでドリルで穴を拡張しましたが、そのときうまくごまかしてアンカーの位置調整をしてしまいました。弦アース線も忘れずに取り付けてね。

ペグもゴールドに交換しました。
Dscn9476.jpg
穴の拡張は意外に手こずりました。材の乾燥が半端なく、ちょっと気を抜くとささくれてしまうんです。

振動系のパーツの装着が完了。
Dscn9480.jpg

早速、弦を張ってみました。
Dscn9483.jpg

このネックは反りもねじれも指板の波うちもありません。
Dscn9482.jpg
かなり低めのセッティングもできそうです。

決めた!ギターとして復活させます!

てなわけで、電装を行いますが、その前に手持ちのピックアップに合わせて、ボディ加工が・・・
Dscn9485.jpg
電動工具がないので時間がかかるんだよね。なるべくきれいにやりたいし・・・

電装は明日以降ですね。


nice!(3)  コメント(0) 

チヤマ?のレスポール [CHIYAMA]

こうやってパソコンに向かっていても腰が痛いです(涙)。

10分動いたら20分休むというような情けない状況です。

オヤジはもともと腰痛持ちですが、それとは場所も痛み方も違う新型腰痛です。

出張から戻って身体がガタガタです。

現地で伝染病に罹って、抗生物質を飲んでいたからかなあ?なんて思っています。

そんな状況ですのでこの連休は家で静養と決め込みました。


で、ジャンクのストックのなかから、こいつを引っ張り出してきました。
Dscn9442.jpg
抜け殻レスポールです。

ブランドが・・・CHIYAMA。 チヤマ??
Dscn9451.jpg
ヤフオクではたまに見かけるけど、情報はほとんどありません。あっても例によって「クソギター」の一言で終わりみたいな。そうなるとどうしても実物を見たくなるのがオヤジの悲しい性。

あるときSONEXのレストアに使える国産ネックを探していて、こいつを見つけたんです。

ネック選びのポイントは80年前後のボルトオン・レスポールで、ヘッド裏にボリュートがあること。

こいつも、ほらねっ!
Dscn9445.jpg

このネックプレートは他の国産ギターと互換性がない。テスコでもなさそうだし?
Dscn9449.jpg
とにかくMADE IN JAPAN なことは確かだ。

構造はもろジャパンビンテージ。セミホロウボディーです。ということは1970年代のギターだね?
Dscn9446.jpg
Dscn9448.jpg
以前紹介した1枚板を組み合わせたトムソンEG480とは異なり、ラワンのベニヤ板や積層合板を組み合わせた構造になっています。明らかにトムソンよりも安い材です(というか普通のトムソンはこいつのような合板が主流)。

この抜け殻ですが、とても軽量で、なおかつ、ボディバックの角が完全に削り落とされ、とても抱え心地がいいので、できることならギターとして復活させてやりたいと思っています。
Dscn9454.jpg
とりあえず弦を張って、ギターとして再生できるか、ネックを外してサヨナラするのか見極めたいと思います。


nice!(5)  コメント(0)